BASARA(バサラ)│あらすじ&感想〜日本を舞台にした田村由美のIF戦記〜※ネタバレあり

      2016/05/18

BASARA(バサラ)

作品情報

作品名:BASARA(バサラ)

巻数:全27巻(完結)

著者:田村由美

出版社:小学館

掲載紙:ベツコミ

 

あらすじ

20世紀末、高度な文明は滅び、人々は暴君の支配する国で圧政に苦しんでいた。300年の時が過ぎ、山陽地方の白虎の村に双子の兄妹が生まれ、兄の方はタタラ、そして妹は更紗(さらさ)と名付けられた。兄のタタラは暴君の圧政から人民を救う「運命の子」と予言されるが…。愛と冒険のジパング伝説!!

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「BASARA(バサラ)」の感想

一度読み始めると止まらなくなってしまう漫画

戦や挫折を通して主人公の女の子が人間的に成長していく姿。相手を敵と知らずに恋し、苦しみ、それを乗り越えていく姿。敵と味方という単純な世の中ではないという葛藤。物語や人間関係が複雑に絡みながら進んでいく物語に、ついのめり込み、一度読み始めると止まらなくなってしまう漫画です。

 

私が特に好きなシーンは様々な挫折を乗り越えて復活した主人公の『更紗』が、仲間とともに『大仏開眼礼』を台無しにする、という場面です。

新しい仲間と一緒に、昔助けられなかった仲間を含め、現在つかまっている奴隷たちを助ける。そのさなか、足をすべらせてピンチを迎えるが、そこに何故かいた、敵であり愛した男性に助けられる。

 

声もかけずにただ手を引いて助け出し、そのまま姿を消す男の姿に、読んでいる自分もものすごく胸がキュンとしてしまい、何度も読み返しました。

主人公だけでなく、その周辺人物にフォーカスを当てた短編も多くあり、単純に『悪』と決め付けられない人間関係の複雑さもまた面白いです。

 

未来の日本を舞台としながら、日本の歴史を踏まえた話の展開などもあり、日本の地理や日本史の勉強と絡めて読むと、また違った楽しみ方もあります。

正義とは、政治とは、平和とは、etc、世の中について深く考えるきっかけにもなる、非常に面白い漫画です。

ライター:ちっひー(30代女性)

 

歴史好きの方はストーリー以外にも楽しめる要素がある

この漫画は友人が持っていて、たまたま貸してもらったことが読み始めたきっかけです。

近未来の日本が舞台の漫画で、古い権威に新しい権力が立ち向かっていくお話なので、途中で囚人の男性が男性に犯されるなど、度々衝撃的なエピソードがちりばめられていますが、とても面白い作品でした。

 

作者は歴史の素養があるのか、漫画の中に高杉晋作の辞世の句が入ってたり、王家の高官が桜田門のところで暗殺されたりと、歴史好きな方には物語のストーリー以外にも色々と楽しめる要素があり、この漫画で熊野水軍の存在を知ったりといろいろ勉強にもなりました。

 

主人公は生まれたときに運命の子供だと予言されるのですが、その重さに悩みながら戦いを続けていきます。

この主人公は絶対に大切にしなければいけないことが分かっていて、常にそれに従って行動をしますが、そういうことが運命の子供と言われる所以なのかなと考えたりしました。

 

また、最終的に革命は成功して新政府が樹立されるのですが、江戸幕府を打倒した明治政府とどこか似ていて、そのリンクもとても面白かったです。

歴史的な要素だけではなく主人公のラブストーリーも素敵で、当時女子生だった私はキュンキュンしながら読んだ覚えがあります。

ライター:セクレタリー(30代女性)

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