キャンディ・キャンディ│あらすじ&感想〜大人が読んでも感動する昭和の名作漫画〜
2016/05/06
作品情報
作品名:キャンディ・キャンディ
巻数:全9巻(完結)
著者:水木杏子・いがらしゆみこ
出版社:講談社
掲載紙:なかよし
あらすじ
おてんばだけれど陽気でかわいいキャンディは、孤児院「ポニーの家」から、お金持ちのラガン家にひきとられます。でもそこでまっていたのは、ニールとイライザのいじわるなしうちばかり。じっとがまんするキャンディでしたが、ある日、幼い日、丘の上であった王子さまとそっくりな少年、アンソニーがあらわれます。そして……。ゆめがいっぱいのスイートロマン!
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「キャンディ・キャンディ」の感想
昭和の大ヒット作である「キャンディ・キャンディ」は、その絵の雰囲気から低年齢層がターゲットのように思われがちですが、大人が読んでも充分楽しめて感動させられる作品です。
孤児院で育ったキャンディが、ラガン家の使用人に引き取られることから怒涛の運命が幕を開けます。
そこで出会った幼い恋と悲劇。アードレー家の養女となりロンドンの格式高い学院へ渡ることによって出会う、テリュースというおぼっちゃま不良少年。看護師への道。
これでもか、これでもかとキャンディには試練が待ち受けるのですが、持ち前のたくましさと明るさで常に前向きに人生を歩んでいく姿に、読者は一緒に涙し、励まされていきます。
私がこの作品を初めて読んだのは小学生時代で、そのときも夢中になって読んだものです。
でも、大人になってまた読み返すと、小学生では理解できなかった人生の機微といいますか、辛くてもそう選択せざるを得ない状況や理由などがわかり、キャンディの強さや心の美しさに、自分でも驚くほどボロボロと泣いてしまいました。
現在は原作者である水木杏子氏と、作画担当のいがらしゆみこ氏の決裂によって再出版の道は絶たれたままですが、古本屋や図書館などを利用して読んでみることを是非ともおすすめします。
ライター:ぷりっち(40代女性)
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