沈黙の艦隊│あらすじ&感想〜たった1隻の潜水艦が国家となって機能するとどうなるか〜

   

沈黙の艦隊

作品情報

作品名:沈黙の艦隊

巻数:全32巻(完結)

著者:かわぐちかいじ

出版社:講談社

掲載紙:モーニング

 

あらすじ

日米は、世界でも類をみない高性能な原子力潜水艦「シーバット」を、極秘裡に造り上げる。日本によって資金、技術提供をされた日本初の原潜であったが、米第7艦隊所属という、数奇の宿命を背負った落とし子でもあった。艦長には、海上自衛隊一の操艦と慎重さを誇る海江田四郎が任命された。しかし、海江田は試験航海中に指揮下を離れ、深海へと潜行、突如反乱逃亡をする!原潜、核兵器、国家、戦争、そして…真の平和とは!?激動の20世紀末、人類最大のテーマに挑む最高傑作!

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「沈黙の艦隊」の感想

たった1隻の潜水艦が国家となって機能するとどうなるか。この本の最大のテーマとも言うべき点が、読んでいてとてもドラマチックに展開していきます。

最初から強い決意を持って乗組員とともに行動していく主人公の姿は、潜水艦が国としてだけではなく、あたかも1人の人間として成長していくような感覚に襲われます。

 

国家を形成していく過程では様々な困難が起こるわけですが、その中でも潜水艦同士の息をのむような戦いは読んでいて飽きません。

また、各国の主要な艦船も登場したりして、海軍に興味のある方にはたまらない内容となっています。

 

物語前半では地球上の広々とした海が主な戦場ですが、実戦の厳しさや巧妙さが細やかに描かれていて、一気に読み進めることができました。

どの艦にも武骨な軍人肌の船長がおり、個々の人間模様には共感できる部分が多く、かえって海の狭さを感じるほどの、個性豊かな濃い内容に息苦しささえ覚えるほどです。

 

後半になると各国との陸上での折衝が始まりますが、これは現代社会の構図とほぼ同じこと。やまとが核兵器を積載し航行することは、核保有国と何ら変わりはありません。

私たち人類が平和に暮らすためには、そういった国との話し合いが必要不可欠だと感じさせてくれます。

 

終盤で主人公が撃たれてしまったことは残念でしたが、最後に奥さんが登場するシーンおよび言葉には救われた気がして、感動のラストに胸がいっぱいになりました。

ライター:Amemoya(40代男性)

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アニメ版「沈黙の艦隊」

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  • 沈黙の艦隊:1995年
  • 沈黙の艦隊 VOYAGE2:1997年
  • 沈黙の艦隊 VOYAGE3:1998年

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