鋼の錬金術師│あらすじ&感想〜伏線の回収が見事なとんでもなく面白い漫画〜

      2016/09/20

鋼の錬金術師

作品情報

作品名:鋼の錬金術師

巻数:全27巻(完結)

著者:荒川弘

出版社:スクウェア・エニックス

掲載紙:月刊少年ガンガン

 

あらすじ

兄・エドワード・エルリック、弟・アルフォンス。2人の若き天才錬金術師は、幼いころ、病気で失った母を甦らせるため禁断の人体錬成を試みる。しかしその代償はあまりにも高すぎた…。錬成は失敗、エドワードはみずからの左足と、ただ一人の肉親・アルフォンスを失ってしまう。かけがえのない弟をこの世に呼び戻すため、エドワードは自身の右腕を代価とすることで、弟の魂を錬成し、鎧に定着させることに成功。そして兄弟は、すべてを取り戻すための長い旅に出る…。

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「鋼の錬金術師」の感想

作者のキャラクターへの愛が感じられる作品

友人からオススメされて1巻を購入しましたが、その時はまだそこそこ面白いなとしか思いませんでした。

私が読んだ漫画の中で最もキレイに話をまとめている、とんでもなく面白い作品だと感じたのは、せっかく買ったのだしと買い揃え始めてしばらくしてからです。

 

なぜ途中から面白い漫画だと思い始めたのか?

それは「鋼の錬金術師」の魅力の1つが、伏線の回収が秀逸であることと関係します。

 

「鋼の錬金術師」は散りばめられた伏線をキレイに回収してくれるので、納得のできる無理のない展開をします。

なので読んでいるとすっきりしますし、この伏線はなんなのだろうと考える楽しみを与えてくれました。

伏線が回収されるシーンは読み進めてから現れるので、最初のうちはその魅力が分からなかったのです。

 

「鋼の錬金術師」の魅力はもう1つあります。それは登場人物のかっこよさです。

大事な人の死と向き合っている人間が多く登場するのですが、彼らの気持ちや言葉は漫画とは思えないほどリアリティがあり、辛く苦しい過去を抱える彼らが、逆境に立ち向かっていく姿は本当に感動します。

 

それに味方はもちろんですが、敵だからといって嫌な奴とは限らず複雑な生い立ちがあったりしますし、戦闘シーンがかっこよかったりして敵なのに惚れ惚れとしてしまいます。

作者のキャラクターへの愛が感じられる作品です。

ライター:ののたん(20代女性)

 

辛いとき、苦しいときに読んでみてほしい

2017年に実写映画化される作品ですが、実写では味わえない世界観のある作品です。

衝撃的な内容はもちろんですが、ギャグ要素もテンポよく組み込まれていて、難しい内容でありながら暗くならない。むしろ前向きに考えることのできる漫画だと言えます。

 

錬金術師の兄とその弟の話ですが、まず私が読んで最初の衝撃が弟のフォルム。

肉体はなく魂だけという、他の漫画ではありえない設定ですが、この弟の魂の強さに何度も心を打たれる場面があります。

 

またその兄弟をはじめ、家族、兄弟に錬金術を伝授した師匠、仲間…と登場人物たちの絆の深さがとても感動的です。愛するもののために命を惜しまない強さ、相手のためにがむしゃらになる優しさが詰め込まれています。

 

登場人物もとても個性が強いのですが、みんな憎めないキャラクターばかりで、そのキャラクターたちから繰り出される様々な”名言”もこの作品の読み応えだと思っています。

どの作品にも名言はあると思いますが、「鋼の錬金術師」ほど心にズンとくる名言がある漫画を他に知りません。

 

私の好きな言葉は「私以外の他人が付けた評価などいらん、私は私の目で人を判断する」という女将軍の言葉。

自分の目を信じるというのは、それまでの実績がないと出てこない言葉ですが、他人の意見に惑わされるなという意味もあるような気がして、流されやすい私はいつもこの言葉を思い出しています。

 

重い内容ですが、その分”愛”を感じさせる作品なので、きっと読んだ人を優しい気持ちにしてくれると思います。

特に、つらいとき、苦しいときに読んでみてください。

ライター:さおーぴー(20代女性)

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最後も上手くまとめられていて納得できる、本当に素晴らしい作品

最初から最後まで目が離せないストーリーに、心をわくわくさせながら読んでいました。

描かれている背景は結構重いんですが、作品に出てくるキャラクターが魅力的で個性が強すぎるので、割りと気楽な気持ちで読めます。

 

絵も上手いですし戦闘シーンはたくさんありますが、戦いの躍動感とか空気感が伝わってきます。

剣や体術よりも錬金術のバトルなので結構ハデですね。でもそこがカッコよかったりします。

 

もちろん剣術もあるし蹴ったり跳ねたりなんかもあります。

バトルシーンはとにかくかっこいい。それぞれの生き様がみえて泣いてしまうシーンもありました。

 

また、過去と現在の背景のつなぎ方も見事なのでキャラクターが厚みをもちますし、脇役を含めとにかく敵味方関係なく、キャラクター1人1人のファンになってしまうんです。

なので敵キャラなのに何か憎めないなあと思うキャラもいます。個人的に大総統が好きでした。渋いおじさん好きです。

 

戦うのは女性もいます。強い女性はかっこいいですので、ついつい私も彼女達のゆるぎない強さに憧れてしまいます。

物語的には辛いシーンもありましたが、主人公達がその経験からどう成長していくのかと思いながら読んでいました。

 

諦めない事や、目を背けずに向き合うことの大切さを教えてくれる。

最後も上手くまとめられていて納得できる、本当に素晴らしい作品だと思います。

ライター:ようさん(30代女性)

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