羊のうた│あらすじ&感想〜血が欲しくなる病気にかかった姉弟とそれを取り巻く人々との物語〜

      2016/04/27

羊のうた

作品情報

作品名:羊のうた

巻数:全7巻(完結)

著者:冬目景

出版社:幻冬舎コミックス

掲載紙:バーズ

 

あらすじ

高校生の高城一砂は、幼い頃に別れた一つ年上の姉・千砂と再会し、高城家に代々伝わる「病」のことを聞く。その「病」は、発病すると「吸血鬼」のように、他人の血が欲しくなるという。やがて発病し、発作に苦しむ一砂に千砂は自らの血を与えるが……。

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「羊のうた」の感想

ざっくり言えば、血が欲しくなる病気にかかった姉弟とそれを取り巻く人々との物語ですが、取り扱っているテーマは近親相姦と親殺しなので、全体的に重苦しく気軽に読める作品ではないです。

ただストーリーは良く、どのキャラクターもしっかり個性を持って描かれており、またそれぞれの心理描写は実に巧みなので、じっくり読む価値は十分にあると思います。

 

この作者さん、未完の作品が多いことでも大変有名ですが、心理描写に力入れ過ぎてるのが原因ではないかと…

それと、この作者さんは独特の画風とそこから醸し出される雰囲気が特徴的なので、それらを深く味わうには最適な作品でしょう。

 

この作品に関してはその画風が主人公たちの厭世観とうまくマッチして、より一層読み手に重苦しさを与えてくる気がします。

それだけに少しはストーリーに明るい要素があってもよかったかなとも思えますが…

 

結末については色々と評価が分かれるところですが、どのキャラに感情移入していたかによっても評価は変わるだろうというのが私の感想です。

個人的にはああいうラストにしないと救いがなさすぎるので、しょうがないかなと思っています。

 

多分、一途な女の子に救いの手を差し伸べたかったんでしょう…そう思っておきます。

ライター:y.f.o(30代男性)

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