いつも上天気│あらすじ&感想〜ゆっくり時間をかけて育んでいく恋〜

      2016/04/27

いつも上天気

作品情報

作品名:いつも上天気

巻数:全3巻(完結)

著者:聖千秋

出版社:集英社

掲載紙:別冊マーガレット

 

あらすじ

音楽学校に通う宝は、明るくひょうきんな人気者。しかしそんな宝の家には父親がいなかった…複雑な家庭環境に置かれながらも、人知れず頑張る宝。そんな彼女の本当の姿を、潮崎くんはずっと見つめてくれていて。

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「いつも上天気」の感想

小説家の厳しい母と、放浪癖のあるアーティストの父の間に産まれた宝という女の子が、同級生の潮崎君という男の子と淡い恋をしながら成長していく物語です。

宝本人はいたって明るく人気のある女の子ですが、厳しい母親になかなか認めてもらえず、おちゃらけては夜1人でこっそり泣くシーンなどは本当に切なくなります。

 

母親も厳しいけれども娘が憎いわけでは決してなく、滅多に家に帰らない夫に心を悩ませ、宝に厳しく当たっては悩んだり後悔したり。家族のあり方について色々と考えさせられます。

表向きは明るい宝なので、同級生達はそれが宝の本当の姿だと思っていますが、本当は繊細で家庭に色々抱えているということを知っている潮崎君。

 

そして決して押し付けがましくなく、静かに、そしていつも側で宝を見守っています。それこそ小学生のときから。

そんな潮崎君とすぐに熱烈な関係になるわけではないのですが、ゆっくりゆっくり時間をかけて、大人になるにつれていつでも彼が近くで支えてくれていたと気づくのです。

 

これを読んだのは高校生の頃でしたが、こんなに静かで深く、確かな絆で結ばれた男女関係にとても憧れましたし、宝が倒れて入院した母親と話をするシーンは、切なくて涙がこぼれました。

それほど長い漫画ではありませんが、読後は壮大な物語を読み終えたような満足感と清々しさがあります。繊細で美しい絵柄も大好きでした。

ライター:saeno(30代女性)

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