なんて素敵にジャパネスク│あらすじ&感想〜氷室冴子の原作小説の漫画版〜
2016/06/18
作品情報
作品名:なんて素敵にジャパネスク
巻数:全6巻(完結)
著者:山内直実・氷室冴子
出版社:白泉社
掲載紙:花とゆめ
あらすじ
時は平安。生涯独身と心に決めていた大納言家の瑠璃(るり)姫は、ひょんなことから高彬(たかあきら)と婚約とまではよかったが、事件につぐ事件で…!?ぶっとび平安ラブ・コメディ。
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「なんて素敵にジャパネスク」の感想
この漫画を読んだのは、もともと氷室冴子さんの原作小説を読んでいたからです。
私は清少納言や紫式部等の平安時代が大好きだったので、この時代の姫を主人公にしている「なんて素敵にジャパネスク」は本当に大好きでした。
この作品は平安時代の貴族の中でも、天皇に娘を入内されることができるほどの家柄の高さである、左大臣家の姫が主人公になっています。
読むまではそのような家柄の姫たちが、日常はどのように生活していたのか。また、どのように結婚していったのかなど知らなかったので、漫画で楽しめながら勉強できたのは本当に楽しかったです。
また、左大臣と右大臣だったら左大臣の方が位が高いことなど、現在のお雛様の配置にも関係していて、ずっと続いてきた歴史が現在の行事の中にも根付いているんだなと思ったりしました。
内容も最初のほうの話が、実は後半の話の伏線になっていたりしますし、個人的には原作を読んでいたので、美人と書いてあるこの人はどういう感じで描かれているのか、という楽しみ方もできたり。
主人公が幼いころは吉野で生活するのですが、吉野という場所も初めて知り、のちに訪れるきっかけになりましたし、京都の御所の近くの描写もよく出てくるので、地図でこの辺かなと想像したりする楽しみもあります。
ライター:セクレタリー(30代女性)
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