クッキングパパ│あらすじ&感想〜30年以上読み続けているほのぼの料理漫画〜
2016/05/21
作品情報
作品名:クッキングパパ
巻数:136巻(連載中)※記事執筆時
著者:うえやまとち
出版社:講談社
掲載紙:モーニング
あらすじ
荒岩一味は金丸産業に勤めるごく普通のサラリーマンパパ。だけど、料理の腕はとびっきり!部署の皆が昼食に出ると、荒岩はおもむろに弁当箱を取り出して…。サラリーマンパパが、プロ級の料理の腕前を披露します!!
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「クッキングパパ」の感想
ほのぼのとしたホームドラマ。全巻揃えていつも読み返しています。
レシピは参考になるときも、ならないときもあるけれど、登場人物の成長が楽しみでもう30年近く読み続けている作品です。
ごくごく初期の頃はレシピに詳しい分量が書かれておらず、テキトーに作って微妙な味になったことも今では笑い話。
有名なお店や高級料理はほとんどなく、人間離れした能力に恵まれた登場人物が出てくるわけでもありません。
しかし、何気ない日常が丁寧に書かれているところに好感を持っています。
画面の隅の方に描かれていた人物にも、ちゃーんとその人らしい物語をつくってくれるところも好き。
日陰になりそうな登場人物にも細やかに目を配ってくれる姿勢に、心が温まります。
若くして結婚したけど子どものいない夫婦、バリバリ仕事を頑張っている女性、子だくさんの専業主婦、ご主人が育休をとっているワーキングマザーなどなど、立場は違うけどみんな幸せ。
ダークな感情を描くこともあるけれど、基本いい人ばかりで、読み終わると思わずにっこりしてしまします。
ネタバレになるかもしれませんが、最近ではCOOK1286の主人公と亡くなった父とのエピソードが気に入っています。
早くに父親を亡くして苦労してきた主人公が、ずっと抱いてきたであろう想いが実現できてしみじみとしました。
ライター:シリル(50代女性)
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