DEATH NOTE│あらすじ&感想〜最初から最後まで目が離せない傑作漫画〜※ネタバレあり
2016/09/12
作品情報
作品名:DEATH NOTE
巻数:全12巻(完結)
著者:大場つぐみ・小畑健
出版社:集英社
掲載紙:週刊少年ジャンプ
あらすじ
このノートに名前を書かれた人間は死ぬ…。死神リュークが人間界に落とした一冊のノート「DEATHNOTE」。ここから、二人の選ばれし者「夜神月」と「L」の壮絶な戦いが始まる!!かつてないスリルとサスペンス!!
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「DEATH NOTE」の感想
最初から最後まで緊張感のある展開で目が離せない
「DEATH NOTE」は原作を大場つぐみさん、作画を小畑健さんが担当し、実写映画化・ドラマ化・アニメ化もされている超有名作品です。
実際に読んだことは無くても、人の名前を書くと相手が死んでしまうノートが登場する作品だということを知っている人は多いんじゃないでしょうか。
この作品、最初から最後まで緊張感のある展開の連続で本当に毎回目が離せなかったのですが、私が読んでいて面白いと感じた点は2つあります。
1つはデスノートが1冊じゃなく2冊あるということです。
最初スタートした時は1冊しか存在が明らかになっていなかったのですが、話が進むにつれて2冊目の存在が明らかになります。
1冊だけだと話の広がりに限界があり、もっとシンプルな物語に仕上がっていたような気がしますが、2冊あることでより話は複雑化し、犯人を追う側も混乱するという展開が見られて、とても良かったと思います。
そしてもう1つは、ライトが力に溺れていく様の描き方です。
最初こそ、法で裁けない凶悪犯を自分の正義の下、ノートを使って裁いていくという志がありましたが、徐々に力を持ってしまったことで、自分の正義を遂行するためなら手段を選ばず、邪魔するものは排除していくという姿勢に変わっていく様がとても恐ろしく、読んでいて考えさせられる部分が沢山ありました。
犯人を追い詰めていく展開がとてもスリリングなこの漫画。まだ読まれてない方は是非とも読んでみてほしいです。
ライター:カイ(30代男性)
もし自分がデスノートを手に入れてしまったら…
もし私がデスノートを手に入れたら、夜神月と同じように世の中の犯罪者を裁くだろうか、それとも個人的な感情だけで身近な人の名前を書いてしまうだろうか、あるいは…なんて色々と考えさせられてしまった作品です。
でも実際のところ現実にデスノートなんかを手に入れたら、怖くて何も使えないまま終わってしまいそうではありますね。
ただ、個人的に月のしたことは、そこまで間違っていることだとはどうしても思えません。
最後のほうは個人的な感情で悪人ではないものを裁き始めたのでダメだと思いますが、少なくとも序盤に関してはこれも一種の正義なんじゃないかなとちょっと共感できました。
とはいえこんな考えは、一歩間違えたらかなり危険な思想になるのでしょう。
それこそ自分が神にでもなったかのような錯覚をするだろうし、最初は重大犯罪を犯した者しか裁かなかったのが、だんだんエスカレートしていき、最後には命を奪うまではしなくてもいいような犯罪者も裁いてしまいそうです。
あと、この作品の見所の一つと言えば、Lとキラとの手に汗握る頭脳戦です。
キラが頭脳を駆使して行った行動のさらに上を行くLには、素直にその頭脳を羨ましいと思ったものです。
ただ、Lには最後までキラに負けないで欲しかったなと思います。
ライター:ruru(20代男性)
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ドラマ版「デスノート」
LINKデスノート|日本テレビ
- 放送:2015年7月5日〜9月13日
- 主演:窪田正孝
- 話数:全11話
ドラマ版「デスノート」の感想
漫画が原作となって実写化された作品は批判も多いのですが、このドラマ版「デスノート」は原作のままのイメージで好きな作品のひとつです。
映画で夜神月を演じた藤原竜也が好きなこともあって、ドラマの窪田正孝がどういう風に演じるか興味がありました。
ドラマは原作と同じ流れに沿って進んでいきます。
映画版は2時間×2本だったので内容がある程度省かれていたり、急な展開になっても時間の都合上しょうがないと感じることはありましたが、ドラマ版はやはりそれ以上に内容が詰まっており、先の展開が気になりながらも見応えがある仕上がりになっていました。
ドラマは原作や映画の評判が良すぎるからこそ、前提の設定は違って物語は進んでいきますが、中盤辺りから展開が早くなっていった感覚があります。
あと、個人的に省いてほしくなったシーンがいくつかあったのも残念でした。
配役に関してですが、今回ドラマ版のLを演じた山﨑賢人は少しだけ物足りなさがあったかなぁと。
映画の松山ケンイチが役のイメージに合っているように感じていたのでどうしても比べてしまうんですが、Lの世界観の雰囲気と迫力に大きな違いがありました。(オーラが違いますね)
窪田正孝が演じる夜神月は、デスノートを手にしてからの狂気じみた変化はドラマ版の方がわかりやすくゾッとなります。
ライター:さくら(20代女性)
映画版「デスノート」
LINKDEATH NOTE デスノート the Last name - ワーナー・ブラザース
- 公開(デスノート):2006年6月17日
- 上映時間(デスノート):126分
- 公開(デスノート the Last name):2006年11月3日
- 上映時間(デスノート the Last name):140分
- 公開(L change the WorLd):2008年2月9日
- 上映時間(L change the WorLd):129分
- 主演:藤原竜也・松山ケンイチ
映画版「デスノート」の感想
漫画原作を映画にした作品としては、最上級に位置する出来だと思います。
とくに藤原竜也と松山ケンイチの掛け合いは鳥肌がたつぐらい素晴らしいです。
あとはリューク。ごてごてしていて、少し間違えれば安っぽい感じになりそうな造形なのにちゃんと生きていて、CGかなんかで動いてみると、つくりものとは思えないぐらい死神っぽくてイキイキしています。
それぞれの出演者が達者な人たちで、原作漫画のキャラクターとはそこまで似ているとまでは言えませんが、演技や表情や動きなんかが神。
普通の学生と狂気の表情の切替や、どんどん悪魔のようになっていく感じ、たぶん現場では存在しないであろうリュークとの掛け合いなんかも楽しいですし、Lの独特の猫背や歩き方なんかも平面の漫画をよくぞここまでっという感じです。
完全に再現されているように思います。
あと、脚本。
もともとの漫画原作の時点で面白いのは保証付きですが、長編漫画なんかを映画にしようとした際、まとまらなかったり薄くなったりする事が多いですが、脚本もうまくまとまっていて原作ファンも満足なつくりとなっています。
原作漫画も好きですが、映画版は映画版で一つの世界を作っていて、こちらの方が個人的には好みです。
ライター:LL(40代男性)
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デスノート Light up the NEW world
LINK映画『デスノート Light up the NEW world』公式サイト
- 公開:2016年10月29日公開予定
- 監督:佐藤信介
- 主演:東出昌大・池松壮亮・菅田将暉
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