こちら葛飾区亀有公園前派出所│あらすじ&感想〜連載40周年を迎えるジャンプの名作漫画〜
2017/03/03
作品情報
作品名:こちら葛飾区亀有公園前派出所
巻数:200巻(完結)
著者:秋本治
出版社:集英社
掲載紙:週刊少年ジャンプ
あらすじ
「やつらをひとりも帰すんじゃねえぞ!!」ガンマニアの中川と冬本が派出所を訪れ、拳銃談義に。そこに暴走族が出現し、両さんらは追撃を開始!!「早撃ち両さん!?の巻」他7編に加え、山止たつひこ笑劇場「交通安全’76」も収録。
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「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の感想
笑えるのに賢くなれる漫画
今年で連載40周年を迎える作品で、単行本も200冊も出ており、過去には香取慎吾さん主演でのドラマ化や、ゴールデンタイムでアニメも放送されていたので、漫画の中でもっとも有名と言ってもいいと思います。
この作品の魅力はなんといっても主人公の両津勘吉こと、両さん。みんな大好きなんじゃないでしょうか。
江戸っ子気質の大ざっぱで豪快な性格、自分の好きなことにはいつも一生懸命で、心優しい男。
ギャンブル大好きでお金にだらしなく、時には悪いこともするけれど憎めない。そんな部分が彼の魅力だと思います。
そんな両さんを傍で支えるキャラクターたちもそれぞれ個性があり、毎回物語を盛り上げてくれます。
また、この漫画を読んでいて良いなと思うのは、笑えるのに賢くなれるところですね。
両さん自身であったり、話の導入部で出てきたキャラクターであったりと、話題を持ち込むキャラクターは毎回違うのですが、1つの話題が提供された際、それに関して漫画とは思えないほど深い情報が得られます。
そしてその情報のジャンルは多岐に渡るため、自分が知らないこともたくさんあり、本当に毎回ためになるなーと感じています。
単行本の200巻で連載終了が発表されファンとしてはとても寂しいですが、秋元先生には40年間お疲れ様とお伝えしたいです!
ライター:カサブランカ(30代男性)
両さんは子供の頃の憧れの人
こち亀の魅力の1つと言ったらなんといっても「両さん」の人間性と行動力です。
公務員である警察官の仕事はサボり、ギャンブルをしては借金を作り、酒と女に溺れるといった典型的なダメ人間のように思われます。
しかし、両さんは人並み外れた運動神経と手先の器用さで、これまでに何人もの人を救ってきました。
人が困っている時やピンチの時には、自分のことを差し置いて真っ先に相手を助ける。
そんな両さんの人柄は心から尊敬できますし、本当にカッコイイなと思います。
普段の両さんは下品な発言をしたり、人を馬鹿にしたりするような振る舞いをしていますが、職場の同僚や下町の人ら皆に好かれているのは両さんの人間性がいいからだと思います。
私自身、子どもの頃からこち亀を見てきましたが、まさに両さんは私の憧れの人でした。
そして、社会人となった現在、私は両さんのような人情深い上司と出会えることができ、充実した日々を送っています。
また、もう1つのこち亀の魅力と言えば、両さんと大原部長との掛け合いです。
両さんが何かやらかしたら大原部長が追いかける。このやりとりは何回観ても本当に面白いです。
しかし、大原部長が両さんを我が子のように想う気持ちと両さんが大原部長を慕っているところは涙なしでは見れません。笑いあり涙ありのこち亀は本当にすばらしい作品だと思います。
ライター:青汁大好き(20代男性)
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アニメ版「こちら葛飾区亀有公園前派出所」
LINKこち亀.com|集英社 こちら葛飾区亀有公園前派出所公式サイト
- 放送:1996年6月16日〜2004年12月19日
- 話数:373話
アニメ版の見どころ
1976年から週刊少年ジャンプに連載が続く人気漫画を原作とした下町コメディ。主人公・両津勘吉と個性的キャラによるドタバタ劇だけでなく、下町情緒溢れる人情劇も見所。
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