みどりのマキバオー│あらすじ&感想〜ギャグ満載だけど泣けるマジで面白い競馬マンガ〜
作品情報
作品名:みどりのマキバオー
巻数:全10巻(完結)
著者:つの丸
出版社:集英社
掲載紙:週刊少年ジャンプ
あらすじ
日本競馬史上、かつてない珍馬・珍獣が出現。体は小さいが走るのは速い、犬の様な白毛馬、みどり牧場一の競走馬ミドリマキバオー!!意気揚揚と新馬戦に臨もうとするが、華々しいデビューを飾れるか…!?競馬界に旋風を巻き起こせ!!
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「みどりのマキバオー」の感想
少年マンガにおける代表作と言えば、真っ先に名前が上がるのが『ドラゴンボール』、そして『スラムダンク』。
若い世代なら『ワンピース』。マニアックな人たちなら『ジョジョの奇妙な冒険』辺りをあげる人が多いと思います。
しかし、私はこれらのマンガを全て所持し読みこんだ上で、最も面白いマンガは『みどりのマキバオー』だと思っています。
みどりのマキバオーはギャグ漫画家『つの丸』氏の連載2作品目で、『ジャンプ黄金期』に掲載されていた競馬マンガです。
つの丸氏がギャグ漫画家であるために、主人公の名前は『うんこたれ蔵』。
登場人物は基本汚らしいおっさんで、モブは全員裸という、今のジャンプには載せる事すら出来ないような下ネタ満載の作風ですが、内容は超々王道の少年マンガとなっています。
基本的なストーリーは『あしたのジョー』とほとんど同じで、師匠に出会い、絶対的なライバルに出会い、ライバルに勝つために友と命がけの特訓をし、そして命尽きるだけの物語なのですが、ギャグ漫画家だからこそ描けるシリアスシーンは、『あしたのジョー』を超えるほどの鳥肌物です。
また、この作品に登場するキャラクター達には、ほとんど元ネタが存在しています。
「事実は小説よりも奇なり」そこにはフィクションのマキバオー以上の凄まじい現実の物語が、山のように秘められています。
私はマキバオーを通じて、その魅力に取りつかれ、競馬の世界にどっぷりハマり込んでしまった人間でもありますが、競馬を賭け事としか考えていない人は一度、マキバオーを読んで人間(馬)の生き様を知ってみるのも良いんじゃないでしょうか。
ライター:死出蟲(20代男性)
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