お父さんは心配症│あらすじ&感想〜お腹が痛くなるぐらいに笑える名作漫画〜
2016/05/20
作品情報
作品名:お父さんは心配症
巻数:全6巻(完結)
著者:岡田あ~みん
出版社:集英社
掲載紙:りぼん
あらすじ
母をなくし、親子2人で暮らす父・光太郎と16歳の娘・典子。ところがそんな父は異常な心配性…。娘の典子が気になるあまりに、彼女のボーイフレンド・北野くんを巻き込んで、今日も大騒動の嵐!!
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「お父さんは心配症」の感想
休憩しながら読まないと顎がはずれます
少女漫画らしからぬブラックジョークと雑な絵…
ですがお腹が痛くなるほど笑ってしまう名作です。
妻に先立たれ、高校生の娘が心配で異常行動にでるお父さんは、彼氏に包丁で刺してしまったりとあり得ない感満載ですが、かわいい一面もありって時に涙を誘います。
周りの人もおかしすぎて笑いがとまりません。瀕死の重病人が担架でサーフィンして帰ってくるなど、それはそれはひどい。笑
1巻から最後まで一気に読むなんて無理です。休憩をおかないと顎がはずれます。
とにかく悩み事があるとき、嫌な事があったとき、元気のないときに読むと、笑いが吹き飛ばしてくれる特効薬のような作品です。
娘の「のりこ」にしてみたらいい迷惑。でも親目線だとお父さんの気持ちが理解できますし、心配で心配で仕方ないのが伝わってきます。
ハチャメチャなストーリーなので、話としては期待しないでください。とにかく読んでいて楽しい、笑える、それだけでいい読み物かと。
私は大好きすぎて文庫本を揃えていますが、読むと『頭がおかしくなったのか!?』というほどいきなり笑い続けてしまうので、いつも子供にびっくりされるぐらいです。
ハチャメチャでガチャガチャな終わり方ですがなんだか憎めませんし、何か悩み事がある方は是非1度読んでみることをお勧めします。
ライター:のりこ(30代女性)
マニアの間で伝説的な人気を誇るハチャメチャギャグ漫画
お目々キラキラ感満載の少女漫画雑誌「りぼん」において、後にも先にもこれ以上異色な連載作品はなかっただろうと思われ、そして今もなおマニアの間で伝説的な人気を誇るハチャメチャギャグ漫画です。
何が異色かと言えば全てがそうで、まずは少女漫画にあるまじき雑で単純な線で描かれた絵や文字、ときに面白いを通り越して危ういほど奇天烈なストーリー展開、珍妙過ぎるキャラクター達と、当時の「りぼん」誌内ではまぁ恐ろしいほど浮き上がった存在でした。
あまりに強烈なので好き嫌いも激しく分かれ、私の周囲でも完全に読み飛ばす人もいれば、一番の楽しみにしている人もいるという両極端さです。
事実、私も開始当初は絵柄を好きになれず、しぶしぶといった感じで読んでいたのですが、段々とその独特なセンスと疾走感の魅力にはまり、規制ギリギリ感ハンパないギャグに悶絶するようになり、終いには年を取った今でも忘れられずに定期的に読んでしまうほどの大ファンになってしまいました。
一度ハマるとクセになる、ある意味で媚薬的な魅力がこの作品にはあります。
醸し出す雰囲気や絵柄からはどう考えても男性が描いているとしか思えないのですが、作者ペンネームは「岡田あーみん」。
読み始めて少しして作者が本当に女性、しかも若くてどうやら美人だということを知った。その当時の衝撃は今でも忘れられません。
ライター:ふじやま(30代女性)
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