離婚してもいいですか?│あらすじ&感想〜決定打はないけど離婚したくて仕方ない〜
2016/04/27
作品情報
作品名:離婚してもいいですか?
巻数:全1巻(完結)
著者:野原広子
出版社:KADOKAWA/メディアファクトリー
あらすじ
結婚9年目、2児の母。夫は中小企業のサラリーマン。見かけはいたって平和な普通の家族。だけど・・・「離婚」その2文字が浮かばない日はありません。その思いに、主人公が向き合う姿を描きます。
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「離婚してもいいですか?」の感想
これは実話ですか?と聞きたくなるほどリアリティがある作品。
というか最初は作者が実体験を書いていると思っていた。でも他の作品を読むとどうやらそうではないらしい。
ここに出てくる旦那さんは、きっと一般でいえば良い旦那さん。
こどもを公園に連れ出してくれるだけでもう育メンとしては合格点だと思ってる。だって奥さんにひとりの時間をあげるわけだから。
でもこの旦那さんはきっと、自分が「良いパパ」だと思い込んでいるだけだと思う。
人から良いパパに見てもらえるように、人から「良いパパですねー」と言ってもらえるように行動しているだけで、心がついて行っていない。
それがわかる描写がすごく現実味があって、そのせいで作者の体験コミックエッセイだと思い込んだ。
例えば帰ってきて「ごはんできてないの?ふざけんなよ」というセリフ。
読んでる私が「お前こそふざけんな!!」と言ってやりたくなった。
お前が一度、『家事育児・子育て・ママ友付き合いその他もろもろやってみろ!』と言ってやりたい。
決定打はないけど離婚したくて仕方ない。
そんな心理を持った主婦はきっと世の中にたくさんいる。
男性が思っているパーセンテージはきっとその何分かの1に過ぎない。そんなお話。
ライター:momo(30代女性)
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