斉木楠雄のΨ難│あらすじ&感想〜また読み返したくなってしまう不思議なギャグ漫画〜
2016/08/12
作品情報
作品名:斉木楠雄のΨ難
巻数:17巻(連載中)※記事執筆時
著者:麻生周一
出版社:集英社
掲載紙:週刊少年ジャンプ
あらすじ
彼の名前は斉木楠雄、超能力者である。誰もが羨む才能も、本人にとっては災難を呼ぶ不幸の元凶。故に人前では力を封印、目立たず人と関わらずを心掛けてきた斉木だったが、何故かワケあり同級生が急接近!?
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「斉木楠雄のΨ難」の感想
非常に面白いギャグ漫画です。ほとんどが一話完結なのも面白いですね。
しかも一話完結なのに、話の濃度が濃いこと濃いこと。読みごたえがあるって言うんですかね。
そして一度読んだのに、ついついまた読み返したくなってしまう、不思議なギャグ漫画です。
この漫画の主人公は生まれつき超能力があり、その超能力のせいで災難に巻き込まれると言う面白い設定です。
普通、超能力なんてあったら、毎日楽しくて幸せに送れそうなのに、彼は超能力なんて本気でいらないと思っています。
超能力があるがゆえに、聞きたくもない人の気持ちが聞こえてしまったり、サスペンスのテレビを見ていると犯人がわかってしまったり、と彼にとっては災難でしかないようです。
この漫画の特徴は、一度たりともこの主人公、斎木楠雄が口を開いたことがないのです。全て心の声で物語は進んでいきます。
斬新な作りですよね。
クラスメイトたちは、斎木くんに迷惑がられていることなんて知らないので、ぐいぐいと彼によってきます。
斎木くんとしてはただただ迷惑でしかないので、いつも冷たく突き放すのですが、本当は優しい斎木くん。最後は彼らをこっそり助けたりするのです。
いつも冷めた視線で世間を見ている彼ですが、コーヒーゼリーに目がなかったりと、愛着を感じてしまうのもこの作品の魅力です。
ライター:ことり(30代女性)
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