最強伝説 黒沢│あらすじ&感想〜44歳の中年男に勇気と感動をもらえる漫画〜
2016/06/20
作品情報
作品名:最強伝説 黒沢
巻数:全11巻(完結)
著者:福本伸行
出版社:小学館
掲載紙:ビッグコミックオリジナル
あらすじ
「オレが求めているのは……オレの、オレによる、オレだけの……感動だったはずだ……!!」――。うだつが上がらない中年男が、不器用ながらも様々な修羅場に奮闘して、男気ある人間へと成長していく人情コメディ。目標もなく働き続け、年齢を重ねてきた土木作業監督・黒沢(くろさわ)は、ふとしたことで自分の生き方に不安感を覚える。そして、誰にも祝福されず44歳の誕生日を過ごした孤独な黒沢は、人望が欲しいと強く願って……!?
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この記事の目次
「最強伝説 黒沢」の感想
福本伸行さんと言えば、「カイジ」や「アカギ」などギャンブルをテーマとした作品が多いですが、こちらはギャンブル漫画とは少し違い、冴えない44歳の男の、日々の悩みや願望などについて描いたギャグマンガです。
おすすめポイントは、やはり主人公・黒沢の空回りっぷりにつきると思います。
44年生きてきたけど何もない空っぽの自分を変えるために一念発起し、色々なことに挑戦してみますが、やればやるほどドツボにはまり、良い方向に向かうどころか、周りの人にもあきれられてしまう始末。
そんな真面目に取り組んでいるにも関わらず、おかしなことになってしまう黒沢を見て笑ってしまうのですが、それと同時になぜか少し悲しい気分になったり、黒沢頑張れ!と応援したい気持ちになったりと、色々な感情が芽生えてくるから不思議です。
描かれている日々の事件の1つ1つは本当に些細なことなのですが、黒沢にとっては非常に重要なこと。
色々なことに立ち向かう黒沢の姿に、ついつい自分自身を重ねて読んでしまうこともしばしばです。
「最強伝説 黒沢」は笑って泣けて勇気ももらえる、とてもよい作品だと思います。
ライター:カサブランカ(30代男性)
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