聖☆おにいさん│あらすじ&感想〜ブッダとイエスを主人公にしたギャグ漫画〜
作品情報
作品名:聖☆おにいさん
巻数:12巻(連載中)※記事執筆時
著者:中村光
出版社:講談社
掲載紙:モーニング・ツー
あらすじ
目覚めた人・ブッダ、神の子・イエス。世紀末を無事に越えた二人は、東京・立川でアパートをシェアし、下界でバカンスを過ごしていた。近所のおばちゃんのように細かいお金を気にするブッダ。衝動買いが多いイエス。そんな“最聖”コンビの立川デイズ。“笑い”でも世界を救う!聖人in立川。ブッダとイエスのぬくぬくコメディ。
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「聖☆おにいさん」の感想
言わずと知れたキリスト教の開祖「イエス」と仏教の開祖「ブッダ」の二人を、現代の立川を舞台にぼろアパートで二人暮らしさせるという斬新な作品で、まさか宗教をネタにした漫画で笑えるとは思いませんでした。
おそらく、熱心なキリスト教徒や仏教徒が多い国では作られることのない種類の漫画だろうと思います。
これはもう宗教に寛容な日本だからこそ受け入れられる笑いの世界ですね。日本人でも敬虔な信者の方には、ちょっと勧めにくいのは間違いないですが…笑
内容としては全編ギャグで構成されていますので、暴力描写や鬱々とした場面がなく安心して読むことができます。
多少宗教の供用が身についていた方が楽しめるでしょうが、読んでいくとそれぞれの宗教についての知識が身に付いていきますし興味もわいてきますので、特に問題はないかなと。
たまにマイナーな宗教ネタがありますが、自分で興味を持って調べることもまた楽しいです。
そんなの面倒くさいという方は、わからないネタは深く追求せず、流しても楽しめるようにはなっていると思います。
神様や仏様による「奇跡」とされていたものが実は周囲の壮大な勘違い、というオチ(というか解釈?)など、妙に納得してしまうといいますか、不思議な魅力がある作品だと思います。
ライター:NO(20代女性)
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