サザエさん│あらすじ&感想〜アニメしか観たことない人は漫画版も読むべし〜
2016/04/27
作品情報
作品名:サザエさん
巻数:全45巻(完結)
著者:長谷川町子
出版社:朝日新聞社
あらすじ
戦後日本ナンバーワン人気のキャラクター、サザエさん一家。世代をこえて長く愛読された姉妹社版を、装いをかえて全巻文庫化。
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「サザエさん」の感想
日本中で知らない人はいないだろうと思う程のご長寿番組「サザエさん」。
今の若い方々はサザエさんはテレビ向けに制作されたアニメと思っている方も多いらしいのですが、そういう私もサザエさんの漫画を読んだことがなく、小さな頃から日曜日の夕方に放映されるテレビのサザエさんしか知りませんでした。
そんな私が漫画で読むことになったのはつい1ヶ月前の事。古本市が開かれていてのぞいてみると、サザエさんの単行本がずらりと並んでいました。
しかも10冊で300円。馴染みのある漫画でもあるしお安いので1巻~10巻まで購入をしました。
早速読み始めてみると、まず驚いたのがイラストのタッチの細やかさと優しさ。
テレビアニメとは違い白黒ですが、繊細な表現で人物や風景や小物が生き生きと描かれていました。
そして何よりも漫画を読んでみて良かった事は私たちの知らない時代の知らない生活がテーマになっていたこと。
サザエさん自体は今でも時事ネタや季節の事をテーマにする事が多いですが、その姿勢は当時もそうであったようで、1巻は第二次世界大戦直後のお話からスタートしていました。
もちろん戦争や争いを表現するページではなく、あくまでもサザエさん家族や庶民の生活が描かれているので、暗い時代にあってユーモラスに生きる姿や、今はない当時ならではの職業や風習が生き生きと描かれていて、とても感動をしてしまいました。
ライター:磯野家ファンクラブ(40代男性)
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