SLAM DUNK(スラムダンク)│あらすじ&感想〜絶対に泣ける伝説のバスケ漫画〜
2017/01/05
作品情報
作品名:SLAM DUNK(スラムダンク)
巻数:全31巻(完結)
著者:井上雄彦
出版社:集英社
掲載紙:週刊少年ジャンプ
あらすじ
中学3年間で50人もの女性にフラれた高校1年の不良少年・桜木花道は背の高さと身体能力からバスケットボール部の主将の妹、赤木晴子にバスケット部への入部を薦められる。彼女に一目惚れした「初心者」花道は彼女目当てに入部するも、練習・試合を通じて徐々にバスケットの面白さに目覚めていき、才能を開花させながら、全国制覇を目指していくのであったが……。
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「SLAM DUNK(スラムダンク)」の感想
「SLAM DUNK」を越える感動を与えてくれた作品は他にない
「SLAM DUNK」が最終回を迎えて何年も経ちます。
これまで色んな漫画を読んできましたが、私の中で「SLAM DUNK」を越える感動を与えてくれた作品は他にありません。
「SLAM DUNK」のストーリーはおもしろいし感動もできるのですが、私がこの漫画で一番感動したのは、それぞれのキャラクターの背負っているものの描写が非常に丁寧であることです。
主要キャラクターはもちろんなのですが、脇役だったはずのメガネ君まで丁寧に描かれています。
体を鍛えるためだけに始めたバスケット。何度もやめたいと思いながらも努力を続け、バスケットが好きになり、期待を裏切った仲間の三井には厳しい言葉をかけたり、ベンチ要員なのにこんなにも熱くなれるメガネ君。
大人しいキャラに見えて、実は誰よりも強い心を持ったキャラだと私は思っています。
インターハイの切符をかけた陵南戦ではミッチーがベンチに下がることになり、最後メガネ君が投入されることになりましたが、ここでノーマークのメガネ君が3Pを決め、試合が大きく動きます。そしてそのまま試合が終わり、湘北は勝利。
このときの陵南の田岡監督の言葉が忘れられません。「あいつも3年間がんばってきた男なんだ。侮ってはいけなかった。敗因はこの私。」
ずっと脇役だったメガネ君の努力が実った、そして認められた初めてのシーンだと言えます。そして私がまるで母親にでもなったかのように、メガネ君よかったね~と号泣したシーンです(笑)
今回はメガネ君にスポットを当てましたが、「SLAM DUNK」ではキャラクターそれぞれ、表情、ストーリー、セリフなど描写が丁寧で、そのため感情移入しやすい漫画ですし、それゆえに感動も大きい作品だと思います。
ライター:メガネ君(30代女性)
読んだことないとか人生損してると言い切れる
名前は知ってるけど読んだことはないという方は今すぐ読んでください。絶対に後悔はさせません。
そう断言できる名作中の名作漫画。
作者の井上雄彦が、もっとバスケをする人が増えてほしいという思いで書いたという話ですが、間違いなく「スラムダンク」を読んでバスケ始めたっていう人がむちゃくちゃいますよね。
1〜3巻ぐらいまではギャク路線なんですが、その後の陵南高校との練習試合以降は本格的なバスケット漫画になっていきます。
上ではメガネ君の話が紹介されていますが、僕が好きなのは主将のゴリが全国大会の出場がかかった試合で足を捻挫して、それでもテーピングでガチガチにしてでも試合に戻ると話すシーン。
『骨が折れてもいい…、歩けなくなってもいい‥‥。やっとつかんだチャンスなんだ』
1年生の頃から全国大会出場を夢見ていたものの、敵チームから徹底マークにあい、ゴリを抑えさえすれば勝てると言われ続けてきた日々。
3年生になった最後の大会で、主人公の桜木を含め周りのメンバーにも恵まれ、やっと掴んだ県予選の決勝リーグへの切符。
今後のバスケット人生を棒に振ってでもこの試合に出たいと言うゴリに、読んでいて涙が止まりませんでした。
むしろ今書いてても泣きそうです。笑
このシーンだけでなく、「スラムダンク」には他にも感動する、胸が熱くなるシーンが山ほどありますので、絶対に読んでよかったと思える作品になると思いますよ。
ライター:管理人
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バスケ経験者が読んでも「スラムダンク」はおもしろい!
バスケットボールをしていた私から見ても、「スラムダンク」は非常におもしろい作品でした。
内容としては不良であった高校生が、初心者からバスケットを初めて次第に上達していくという話です。
こういうスポーツ漫画の多くは現実のものとかけ離れた設定や内容が含まれていることが多いのですが、この作品の場合、練習方法や戦術、手法などが現実に存在するものにしたがって描かれていますので、バスケットボールをしている者にとっては勉強にもなります。
また、個性豊かなチームメンバーがいて、そのチームメンバーのサブストーリーなども豊富に盛り込まれているなど、バスケットボール愛好者でなくても楽しむことができます。
登場する高校に関しても実在する高校の名前を少し加工したものであり、その高校のバスケットボールのレベルも現実と同じように設定されていて、そういった部分にも作者の情熱が感じられますね。
「あきらめたら そこで試合終了ですよ・・・?」
で有名な安西先生(監督)は太った体型で温和な人なのですが、昔は鬼のように恐ろしい人だったようで、時折その片鱗を覗かせる場面があり面白かったです。
なんたって昔のあだ名が、白髪鬼(ホワイトヘアードデビル)ですからねw
スポーツ漫画では最後は優勝というストーリーで終わることが多いですが、この漫画ではそのような当たり前のラストではありません。
終わり方には賛否両論あると思いますが、その後の選手たちの活躍は読者がそれぞれ想像できるという意味で、いい最後だったんじゃないかと個人的には思っています。
ライター:ららら(30代男性)
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