天は赤い河のほとり│あらすじ&感想〜世界史が好きになる古代エジプトを舞台にした漫画〜
2016/05/21
作品情報
作品名:天は赤い河のほとり
巻数:全28巻(完結)
著者:篠原千絵
出版社:小学館
掲載紙:少コミ
あらすじ
夕梨(ユーリ)はごく普通の中学生。楽しいデートの最中にいきなり水たまりのなかに引きずり込まれてしまう。目が覚めたところは、古代ヒッタイト帝国。皇妃の謀計のために、時空を超えていけにえとして連れてこられたのだ。皇妃に命を狙われるユーリは、危ないところを皇子・カイルに助けられ、側室としてカイルの宮にかくまわれる。なんとかして、日本に戻りたいユーリだが…!?
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「天は赤い河のほとり」の感想
私が中学生の頃にハマっていた漫画ですが、読む前はこの漫画家さんの絵は得意ではありませんでした。
というのも幼い頃の私は、どちらかというと子供向けの目が大きくてキラキラしているタイプの絵が好きだったのです。
なのでこの漫画家さんの絵は、好みではないなー、大人向けだな~と思っていました。
でも漫画を読んでいくと、そんなこと全く思わなくなります。ひたすらに可愛く、美しく、かっこよいのです!
まず好きなのは、主人公の相手役となる皇子の『カイル』です。主人公との出会いのシーンから色気を放ってます。
女性好きのいけ好かない感じだったけれど、だんだんと主人公に魅かれていく様子。
恋人関係になってからは主人公をとても大切に、愛おしく思っている様子や、時には独占欲をむき出しにしてくる様子。
さらには皇子という立場からも、人生のパートナーとして信頼している様子。
それらすべてに、とっても胸キュンなのです。
次に、やはり主人公の『ユーリ』も大好きです。
勇気や知識、秘めた美貌でカイルとともに歴史の中で活躍していきます。思わず尊敬してしまう素晴らしい女性です。
普段は男の人に甘える女性主人公にイラッとしてしまうような私が、逆に「もっと甘えればいいのに・・・」なんて思ってしまうほどの頑張り屋さん。
もちろん、その他の登場人物もみんな魅力的です。
「天は赤い河のほとり」はエジプト18王朝あたりが舞台なのですが、この作品を読んでいたおかげで、授業で習う「メソポタミア文明」という単語にとても夢を感じたことを覚えています。
実在した人物が登場しているので、図書館でこの時代の歴史書を読んだりもしました。
ストーリーも文句なく面白くて、歴史への興味を増してくれる。そんな素敵な漫画だと思います。
ライター:りん(30代女性)
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