闘将!!拉麺男│あらすじ&感想〜ラーメンマンを主人公にしたスピンオフ作品〜
2018/03/29
作品情報
作品名:闘将!!拉麺男
巻数:全12巻(完結)
著者:ゆでたまご
出版社:集英社
あらすじ
【ラーメンマンの誕生秘話!】馬賊に親を殺され、自身も瀕死の重症を負った少年は、超人拳法の達人・陳老師にその命を救われた。やがて少年は、12年の拳法修行を経て「超人一〇二芸」を習得!陳老師から「闘龍極意書」を授かり、その名を「美来斗利偉・拉麺男」と改める!『キン肉マン』の人気キャラクター「ラーメンマン」が活躍するスピンオフ作品!
>> 闘将!!拉麺男│試し読みはコチラから(eBookJapan)
「闘将!!拉麺男」の感想
主人公ラーメンマンが超人拳法という最強の中国武術の極意書を手に、悪を倒す旅を続けていく中国を舞台にした勧善懲悪のストーリーです。
ラーメンマンの技が大変豊富にあり、手から虎を出す技や、自らを竜に変えてしまう技、ヌンチャク一振りで森の木を倒してしまう技、プロレス技のキャメルクラッチやなど、奇想天外かつ迫力の凄まじいシーンがたくさん出てきます。
技を駆使するシーンやラストシーンは凝っていて、見開きの構図で敵を一撃!と言うシーンなどコマ割りも大胆なものが多く、ページをめくった途端驚きの結末ということもたびたび。
また、ラーメンマンや仲間たちが闘う状況も様々で、一人で複数を相手にする闘いや、地下水槽に沈められたオリの中に入れられてサメと闘ったり、100倍ものサイズがある悪の巨大ラーメンマンとの闘いなど、中国を舞台にした作品とは思えないような自由自在なアイデアがたくさん出てきて感心してしまいます。
地下洞窟でアルマジロと闘った後、毒グモに襲われるラーメンマンの仲間・ムエタイ戦士チューチャイの戦いは、単行本2巻をまたにかけるというボリュームになっており、15分くらいのジェットコースターのような凄まじさです。
ストーリー全体は矛盾も多かったりはしますが、ラーメンマンが正義のために闘うという基本軸が大変しっかりしており、先に書いた迫力ある描写や勢いのある展開でどんどん次を読みたくなってしまいます。
「闘将!!拉麺男」は全12巻で完結なんですが、ストーリー的には未完のまま終わってしまったのが本当に残念です。
ライター:Atsmurk(30代男性)
>> 闘将!!拉麺男│試し読みはコチラから(eBookJapan)