嘘喰い│あらすじ&感想〜命をも賭けの対象にできる闇ギャンブルを描いた漫画〜
2016/04/27
作品情報
作品名:嘘喰い
巻数:41巻(連載中)※記事執筆時
著者:迫稔雄
出版社:集英社
掲載紙:週刊ヤングジャンプ
あらすじ
遊ぶ金欲しさに闇金に手を出し、取立てに追われる青年・梶くんの前に現れた謎の男・斑目貘。自らギャンブラーと名乗り、借金返済を手伝うと豪語する貘は、闇カジノへと乗り込むが…!?
「嘘喰い」の感想
私がご紹介したい「嘘喰い」という漫画は、現在もヤングジャンプで連載されている青年向け漫画です。
単行本も発売されていて、ジャンルとしてはギャンブルに属する物ですが、とにかく内容が破天荒です。
主人公の斑目獏は闇社会で伝説的な勝負師。
彼は本物のVIPしか入ることの許されない会員制クラブで行われる、互いの了承があればどんなことも許される闇のギャンブルで無敗を誇っていた。
しかし、そのクラブを牛耳る会長にギャンブルを挑み、斑目獏は負けてしまう。
そして姿を消した数年後、再びそのクラブに突如現れクラブ会員達に勝負を挑んでゆく…といった内容です。
私がこの漫画に最も惹かれたのは、主人公の対戦相手として登場するユニークなキャラクターと、立会人と呼ばれる仲介役達です。
このクラブでは単に金があるだけでは入れない程のVIPクラブ。例え犯罪者でも、会員に相応しいと判断されれば会員になれます。
革命家、ヤクザ、政治家など実に様々なタイプの異常者達が登場します。
そして、もう一つのキーマンである立会人。
立会人はその勝負の内容を確実に実現させるためにクラブから派遣される、審判の様な存在です。
しかし、命をも賭けの対象にできる勝負を成立させるために、知力・武力ともに世界でトップクラスである最高の人材が派遣されます。
この立会人は会員一人に対して専属がつくので、会員のメンバー達と立会人との関係性や、やり取りが非常に面白いです。
ライター:イシバ(20代男性)