惑星のさみだれ│あらすじ&感想〜王道なストーリーながら感動する神作品〜
2016/05/28
作品情報
作品名:惑星のさみだれ
巻数:全10巻(完結)
著者:水上悟志
出版社:少年画報社
掲載紙:ヤングキングアワーズ
あらすじ
雨宮夕日はごく普通の平凡大学生だった…ハズが、ある日現れた喋るトカゲに「地球の危機」を救う協力を依頼される。拒否するまもなく、既に指輪と能力が与えられ、早くも敵に襲われてしまった夕日を救ったのはなんとお隣さんの少女・さみだれ。彼女にはデッカイ企みがあった!?平凡な日常と奇妙な世界が交錯する新感覚ご近所ストーリー!!
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「惑星のさみだれ」の感想
全10巻を読み終えてみて、期待以上に楽しめた作品でした。
いくつかの例外を除き、おおよそのストーリーは読み手の想像通りに進み、裏切られることはありません。いい意味で予定調和な王道の少年漫画の様に、安心して読めるでしょう。
パンチラ程度のお色気や、キャラクター達のギャグ満載のオモシロ会話は「くすっ」から「ぶほっ!」のレベルまで。
そんな日常を挟みつつ、お話のメインである獣の騎士団VS魔法使いの戦いを描くシリアスなシナリオは、時にジェットーコースターの様な激しい高低差を見せて読んでいてハラハラドキドキ、アツくさせられ、時には涙を誘う展開もあります。
この作品では主人公・夕日の戦友であり、友人でもある騎士団メンバーが何人か死にます。それも登場してすぐ死ぬのではなく、しっかりと読み手がキャラに感情移入したあとにです。
彼らの散り行く様には、獣の騎士団メンバーと共に私も涙を流しました。
私は涙や感動を誘う為、安易にキャラクターを殺す展開に頼った作品は好きではありませんが、この作品だけは例外です。
その理由は一部では「神作品」とまで言われる本作を読んで頂ければ納得いただけるかと。
最後に、夕日とトカゲの騎士ノイ、私もおまえらの様なアツい絆が欲しくなったよ。
ライター:ほいっとにー(30代男性)
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